院内新聞
オトガイが下がったり、下唇が閉じにくいこともなく、前歯が当たらないこともないですか? 矯正と顔立ちのさまざまな関係について
突然ですが、皆さんのかみあわせ=顎の位置は正常ですか?
前歯が当たらないことはないですか?口は閉じにくくないですか?
これらは顔立ちに大きく影響しています。実は顎の位置に不正が見られたまま歯並びを治していくと、治療後に前歯が当たらない、顔の輪郭が変化した、唇が閉じにくいなどにより顔立ちに影響します。その原因は8割がたアゴが下がっているからです。
当院に矯正相談にいらっしゃる方の約70%にかみあわせ=顎の位置に不正がみられています。
顔立ちについて、かみあわせ=顎の位置の不正をを指摘されると、「エッ⁉」と驚かれる方がほとんどです。それはかみあわせが自分自身のくせになり溶け込んでしまっているので顔立ちとの関係に驚かれるのは当然のことだと思います。
矯正治療と言いますと「歯並びを治す」ことと思われている方が多いかと思います。確かにその通りです。しかし実はかみ合わせ=顎の位置に不正が見られたまま歯並びを治していくと、あとで歯ぎしりしたり、エラが張ってしまったり、せっかく治した歯並びにズレが出てくる、前歯で当たらない、下唇が前歯に当たる、前歯が深い、逆に前歯で当たる、唇が閉じにくいなど見た目に関係する問題などがでてくることがあり、とりわけ前歯が当たらないことが頻繁に生じたりして再治療になってしまうケースも見られます。
唇が閉じにくい原因、口元の緊張感、口唇の薄さは、ストレスや単に前歯が出ているからではなく、8割がたアゴの関節の不調、奥歯の過高によりアゴが下がっているからです。
以下は、上記写真(A・B・C)に関する解説です。
- 治療内容
- マルチブラケット装置
- 抜歯の有無
- 上下顎両側第一小臼歯抜歯
- 治療費用
- 矯正治療基本料金 68.5~78.5万円
毎回の再診料5,500円
- 治療期間・回数
- 治療期間目安 1年3ヶ月~3年
治療回数目安 15回~36回
- リスク・副作用
-
歯茎の高さや骨格の状態によっては、矯正治療単独ではオトガイの変化を期待するのが難しい場合があります。
ナソロジカルスプリントは、周囲の筋肉をリラックスさせ運動機能のバランスを整えることで顎関節にかかる力を安定化させる治療で、もし成長期であれば、結果的に思春期における下あごの顎関節を中心とした自然成長力をかみ合わせの悪さによって抑制されていた状態から解放するように働くものですが、骨格の遺伝的な個人差、顎関節の不正な外力に対する体質的な感受性、常用薬による影響、過去の外傷による影響などがあり、このような場合は意図した改善が難しい場合があります。
※ スプリント治療の方は、スプリント治療後に矯正を行います。(※ 個人差があります)
- 一般的なリスク・副作用(※要スクロール)
-
(1)最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
(2)歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
(3)装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
(4)治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
(5)歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
(6)ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
(7)ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
(8)治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
(9)治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
(10)様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
(11)歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
(12)矯正装置を誤飲する可能性があります。
(13)装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
(14)装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
(15)装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
(16)あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
(17)治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
(18)矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
スプリント(スタビライゼーションタイプ)のリスク及び副作用
効果には個人差があり、(1)めまい、(2)睡眠障害、(3)こわばり、(4)吐き気および/または嘔吐、(5)唾液分泌の増加、(6)咬合圧の増加、(7)口渇、(8)唇の乾燥、(9)いびきの増加がリスクおよび副作用として考えられます。
上記以外に、スプリントによって今までの噛み合わせ位置の変化およびそれによる顔貌の変化が生じるとその改善には矯正治療や外科的矯正治療が必要となります。
- もっと知りたい
- さらに詳しくお聞きになりたい方は、
「相談・カウンセリング」へお申し込みください!
横顔やエラ、非対称が気になる方はその原因となっているアゴのズレを治す必要があります。
写真は当院の患者様である治療前後の写真です。
アゴの位置がずれていると、アゴ先の位置が後下方に後退し顔貌に影響を与えます。
以下は、上記写真に関する解説です。
- 治療内容
- 1期治療でツインブロック装置・拡大床、
2期治療で第一小臼歯4本抜歯+マルチブラケット装置(上下)
- 抜歯の有無
- 上下顎両側第一小臼歯抜歯
- 治療費用
- 矯正治療基本料金 1期49.5万円 2期15~35万円
毎回の再診料 3,300円(1期)・5,500円(2期)
- 治療期間・回数
- 治療期間目安 1期 1年8ヶ月~6年 2期治療 1年3ヶ月~3年
治療回数目安20回~65回
- リスク・副作用
- 歯茎の高さや骨格の状態によって、オトガイ(あご先)の変化を期待するのが難しい場合があります。(※ 個人差があります)
- 一般的なリスク・副作用(※要スクロール)
-
(1)最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
(2)歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
(3)装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
(4)治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
(5)歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
(6)ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
(7)ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
(8)治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
(9)治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
(10)様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
(11)歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
(12)矯正装置を誤飲する可能性があります。
(13)装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
(14)装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
(15)装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
(16)あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
(17)治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
(18)矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
スプリント(スタビライゼーションタイプ)のリスク及び副作用
効果には個人差があり、(1)めまい、(2)睡眠障害、(3)こわばり、(4)吐き気および/または嘔吐、(5)唾液分泌の増加、(6)咬合圧の増加、(7)口渇、(8)唇の乾燥、(9)いびきの増加がリスクおよび副作用として考えられます。
上記以外に、スプリントによって今までの噛み合わせ位置の変化およびそれによる顔貌の変化が生じるとその改善には矯正治療や外科的矯正治療が必要となります。
- もっと知りたい
- さらに詳しくお聞きになりたい方は、
「相談・カウンセリング」へお申し込みください!
以下は、上記写真に関する解説です。
- 治療内容
- マルチブラケット装置
- 抜歯の有無
- 上下顎両側第一小臼歯抜歯
- 治療費用
- 矯正治療基本料金 68.5~78.5万円
毎回の再診料5,500円
- 治療期間・回数
- 治療期間目安 1年3ヶ月~3年
治療回数目安 15回~36回
- リスク・副作用
-
骨格の奥行きに個人差があったり、歯の動きに個人差があるため、意図した通りに奥歯が後退せず後から抜歯となる可能性もあります。
歯が大きい人の場合は、歯を細くした場合にしみる可能性があります。
(※ 個人差があります)
- 一般的なリスク・副作用(※要スクロール)
-
(1)最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
(2)歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
(3)装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
(4)治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
(5)歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
(6)ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
(7)ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
(8)治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
(9)治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
(10)様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
(11)歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
(12)矯正装置を誤飲する可能性があります。
(13)装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
(14)装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
(15)装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
(16)あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
(17)治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
(18)矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
スプリント(スタビライゼーションタイプ)のリスク及び副作用
効果には個人差があり、(1)めまい、(2)睡眠障害、(3)こわばり、(4)吐き気および/または嘔吐、(5)唾液分泌の増加、(6)咬合圧の増加、(7)口渇、(8)唇の乾燥、(9)いびきの増加がリスクおよび副作用として考えられます。
上記以外に、スプリントによって今までの噛み合わせ位置の変化およびそれによる顔貌の変化が生じるとその改善には矯正治療や外科的矯正治療が必要となります。
- もっと知りたい
- さらに詳しくお聞きになりたい方は、
定期的に開催している「相談・カウンセリング」へお申し込みください!
かみ合わせの改善により筋肉の緊張から解放された結果、顔の輪郭が改善した。
このように、顔立ちや口元が悪い、口呼吸が治らないなどの本当の犯人は歯並びとあごの関節にあります。
下図:ROTHスプリントによるかみ合わせ治療前後のレントゲン。下あごの成長により気道が拡大し、自然に鼻呼吸になっている。
それだけでなく当院の治療では矯正治療前にアゴが正しい位置に誘導され、筋肉のバランスも正常化されます。
さらに矯正治療によってオトガイの形成手術をしなくてもアゴ先が前上方に位置し、口が閉じやすくなります。楽にかめるようになることで、お口の周りの筋肉が減ってくるので顔立ちが美しくなります。
以下は、上記写真に関する解説です。
- 治療内容
- スプリント
- 抜歯の有無
- スプリント治療のみのため非抜歯
- 治療費用
- スプリント治療基本料金 35~60万円
毎回の再診料4,400円
- 治療期間・回数
- 治療期間目安 3ヶ月~1年5ヶ月
治療回数目安 3回~17回
- リスク・副作用
-
ナソロジカルスプリントは、周囲の筋肉をリラックスさせ運動機能のバランスを整えることで顎関節にかかる力を安定化させる治療で、もし成長期であれば、結果的に思春期における下あごの顎関節を中心とした自然成長力をかみ合わせの悪さによって抑制されていた状態から解放するように働くものですが、骨格の遺伝的な個人差、顎関節の不正な外力に対する体質的な感受性、常用薬による影響、過去の外傷による影響などがあり、このような場合は意図した改善が難しい場合があります。歯茎の状態骨格の状態によっては、矯正治療単独ではオトガイの変化を期待するのが難しい場合があります。
※ スプリント治療の方は、スプリント治療後に矯正を行います。(※ 個人差があります)
- 一般的なリスク・副作用(※要スクロール)
-
(1)最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
(2)歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
(3)装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
(4)治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
(5)歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
(6)ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
(7)ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
(8)治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
(9)治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
(10)様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
(11)歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
(12)矯正装置を誤飲する可能性があります。
(13)装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
(14)装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
(15)装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
(16)あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
(17)治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
(18)矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
スプリント(スタビライゼーションタイプ)のリスク及び副作用
効果には個人差があり、(1)めまい、(2)睡眠障害、(3)こわばり、(4)吐き気および/または嘔吐、(5)唾液分泌の増加、(6)咬合圧の増加、(7)口渇、(8)唇の乾燥、(9)いびきの増加がリスクおよび副作用として考えられます。
上記以外に、スプリントによって今までの噛み合わせ位置の変化およびそれによる顔貌の変化が生じるとその改善には矯正治療や外科的矯正治療が必要となります。
- もっと知りたい
- さらに詳しくお聞きになりたい方は、
「相談・カウンセリング」へお申し込みください!
顔立ちに関係する筋肉は、鼻の幅などに関する表情筋はともかく咬筋、頬筋、口輪筋、上唇と下唇、内外側翼突筋、顎二腹筋、舌骨上筋群などが考えられ、口唇の幅、アゴの輪郭、お口周りの緊張感、口唇の薄さに影響を与えます。側頭筋は頭痛とも関係があります。
その全ての原因はあごの関節の位置が悪いことです。あごの関節の位置が悪いと、アゴの周りの筋肉の疲労感、圧痛、押していた気持ちいい感じ(違和感)が生じます。
これは、右側の耳の方向から、あなたを見たときのあごの関節の横断面とお考え下さい。右下の軟骨は平常時もズレており、完全に機能を失っています。本人は気づいていませんがお口の開け閉めもまっすぐ開け閉めできない状態でしょう。
上の方は中学2年生で、勉強を一生懸命にしている患者さんで、ストレスによるあごの痛みがあったのでMRIを勧めて撮りに行ってもらいました。
MRIでは、あごの関節の間に座布団のように挟まっている円盤状の軟骨を見ることができます。見てみると、
通常はintermediate zoneが下顎頭の中央に接していて、posterior bandが下顎頭の上方に来ているのですが、それらが前にずれているのが分かります。このままだとお口が開かなくなり、完全に前にずれて、骨吸収によりあごの成長や呼吸に影響を与え、今後は食事の時にあごの音がはっきりと鳴るようになり、まっすぐ開け閉めできなくなってしまいます。
いうまでもなく、そうなってからかみ合わせや矯正の治療を行うよりも、そうなる前に治療をしておいたほうが見た目の美しさについても、呼吸や咀嚼、筋緊張などの機能に対しても良いに決まっています。
CTだけでは位置が問題なくても、MRIで初めてあごの関節にダメージがあるのが分かることもあります。ですので、スプリント治療の前後には、面倒ですがMRIの撮影に行ってもらい、診断することは重要です。(保険で0-8000円)